Before (改善前)

こちらの製品は合紙機と呼ばれる装置で、元々お客様で製造されていましたが、たびたび仕様変更がある中で当社にコストダウンができないかという相談を受けた案件です。これまではお客様の中で、仕様変更があるたびに操作方法が変更され、その度に押しボタンと切り替えスイッチの設置箇所を改造して取り換えていました。(基準となる部分が無く、依頼があったその度に再設計されていました。)

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After (改善後)

こちらの装置でコストダウンを進める上では、押しボタンと切り替えスイッチの設置個所が都度変更されている点に問題があると言えます。実際に、この都度の設計変更は製図のコストがかかっており、もちろん部品の調達コストも高くついていました。そこで、今回動作設定をタッチパネルでできるように設計変更を行いました。これにより、仕様変更時にハード面での設定変更や改造の手間をなくすことに成功しました。この結果、仕様変更時のハード設計時間・コストが0となりました。

POINT(要約)

装置のコストダウンにおいては、細かい仕様変更や設計変更に対してソフト面で対応ができるようにすることがポイントです。装置の設計・製造においては、設計面における工数と共に調達・組立工程におけるコストが合わせて、抑えられるように設計変更することがポイントです。